安全な歯科治療のための取組

◎タービンヘッド

タービンヘッド

歯科治療で一番使用する、あのキーンという音のする、切削器具(タービンヘッド)を患者さん毎に交換し、滅菌処理をしている歯科医院はなんと14%以下(歯科における院内感染対策調査報告、2003より引用)です。

ほとんどの歯科医院では滅菌せず、使いまわしをしていることになります。

このタービンヘッドは、回転力で歯を削るものですが、停止時に唾液、血液などを吸い込んでしまいます。したがって、表面をアルコールなどで拭いただけでは意味がありません。しかし、この器具は高価で1本十数万円するので、毎回滅菌すると、消耗度がはげしくなり、故障のリスクも多くなるため、経費節減とスタッフの手間を考え、しっかりとやることが難しくなっているのかもしれません。

◎MI治療

ミニマルインターベンションとは、「最小限の侵襲で最大限の効果を発揮できる処置を選択することが、患者のためになる」という考えです。
なるべく、歯は削らず、たとえ削る場合でも、最小限にします。
従来、金属の詰め物をしていたところも、白い詰め物で詰められるようになり、歯を削る量も少なくすることが可能です。
また、初期のエナメル質う蝕は再石灰化させることができます。

◎矯正においても、極力抜歯をしない、床矯正を行っております。
床矯正につきましては

http://www.kondo-shika-shinbi.com

をご覧ください。

◎治療に慣れないお子様の治療も、押さえつけたり、おこったり、無理に、大人の都合ですることはしません。少しずつ慣れていってもらっています。根気が要りますが、無理やり治療しても、根本的な解決にはなりません。

◎立川共済病院と連携しておりますので、全身状態に影響が及んで早急に処置が必要な場合など、速やかに、即日でも、ご紹介しております。

◎金属アレルギーについて

当クリニックでは、金属アレルギーについても、被せもの、詰め物はセラミックまたはハイブリッドで、土台にはファイバーで対応しております。