立川歯周病研究所(医療法人社団徳梓会 近藤歯科クリニック監修)
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知覚過敏症について

知覚過敏症について

よく、冷たいものに、しみることがありますが、これを、知覚過敏症(象牙質知覚過敏症)といいます。
一般に歯がしみてきますと、“虫歯になったのでは?”と考えますが、実際は知覚過敏症であることが多いのです。
知覚過敏症は一過性(自然回復あり)なので、ほうっておいても治ることもあります。しかし、できればその原因をつきとめ、対処していくことが再発を防ぐために望ましいです。

「イワギキョウ」(北海道十勝岳)

「イワギキョウ」(北海道十勝岳)

◎実際にその原因が“虫歯”ではなかった場合

「食いしばりなどによるクレンチングによる歯のエナメル質がすり減った状況」
あるいは「体の疲れ」
また、「歯周病の悪化」
「磨き残し(プラーク)による刺激」

歯科クリニックで、知覚過敏抑制剤か、さらに自宅で、知覚過敏抑制効果のある歯磨剤を使用されることをおすすめします。

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◎ホームケアでおすすめの歯磨剤

1)シュミテクト

シュミテクト

薬用成分として5%硝酸カリウムを配合しています。硝酸カリウム中のカリウム塩が象牙芽細胞(象牙質をつくる細胞)周辺の神経の極性をなくし歯の神経の神経伝達をブロックすることにより、知覚過敏抑制効果を発揮するといわれています。

2)メルサージュヒスケア

メルサージュヒスケア

硝酸カリウムと乳酸アルミニウムを配合しています。硝酸カリウムの作用に加え、乳酸アルミニウムによる開口した象牙細管の閉鎖が期待できるとされています。

3)MIペースト

MIペースト

ブラッシング後に歯ブラシで適量塗布する歯磨剤ではない新しいタイプの製品です。配合成分リカルデントが露出象牙質を被覆することで象牙細管を閉鎖し知覚過敏を抑制するとされています。

◎知覚過敏症は、冷たいものなどの刺激が加わらなければ痛くないので、つい、ほうっておきがちです。
しかし、なかなか、治りにくく、その原因、状態によって、回復までの期間も予測がつきにくく、その対処は難しいところがあります。
いずれにしても、知覚過敏の原因を、よく、歯科クリニックで調べてもらい、対処していくのが、早く症状を回復させる近道になると思われます。

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