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小児歯科・矯正歯科
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医院
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〒190-0011
東京都立川市高松町
2-25-3
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口呼吸、舌の癖について

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口呼吸

口呼吸について

皆さんの中で、ぽかんと口を開いて、口元が少しでているような方(お子さん)はいらっしゃいますか? 

口呼吸をしていると、
お子さんの場合は・・・顔の成長方向に影響が出てきます。
長い顔になったり、口元がでてきたり、笑うと歯ぐきの見える顔になったりします。
むし歯にも、歯肉炎にもなりやすいです。
大人の場合は・・・口のなかが乾燥するため、歯周病になりやすくなります。さらに、口元がどんどん出てきて、歯も前の方に傾斜して、動いてくることもあります。

◎子どもの口呼吸の弊害 

口呼吸の全身的への影響
① かぜをひきやすい
② いびきをかく
③ 集中力がなくなる  

口呼吸の口腔への影響
歯並びが悪くなる (とくに前歯の重なり、さらに上下の歯がかみ合わない)
歯肉炎 (歯ぐきが赤くなっている状態)
むし歯 が多くなる
④ 食事をよく噛まないで食べてしまう
口臭 がある 

口呼吸では、まず、全身的には、のどに直接細菌やウイルスが入り込み、扁桃炎など起こし、 免疫機能も低下 してしまいます。また、リンパも刺激され、アトピー性皮膚炎などとの関係もいわれています。
また、慢性的な口呼吸は成人時の睡眠時無呼吸症候群も引き起こすといわれています。
口の中の問題では、まず、歯並びが悪くなり、出っ歯ぎみになります。さらに、舌も出ていれば、 口元が出っ張った顔 になります。
また、上下の歯が咬みあわなくなり、口元が縦に長くなり、いわゆる 長顔タイプ になってしまいます。
さらに、 歯肉炎、むし歯のリスクも高くなり、口臭も強くなります。
口が開いていると咬む力も弱くなるだけでなく、口周りの筋肉も弛緩し、 口元の緩んだ顔 になっていきます。 

◎口呼吸対策として

まず、口呼吸の原因には、以下のものが考えられます。  

1.鼻疾患(アレルギー、口蓋扁桃肥大、アデノイド) 

しかし、もともとは、気道が狭く、さらに鼻の骨の成長も良くないため、呼吸がしにくい、ということが原因と思われます。
歯並び相談に来られる子どもたちを診ますと、実際この場合が多いように感じます。     

2.舌癖(舌の癖)  

顔面の骨格のかたち、角度で鼻呼吸しにくく、さらに舌が前方に出ている状態で、“癖”というよりは、どちらかというとわざとやっているのではなく、ある程度骨格のかたちで決まってしまっているので、仕方のない状態といえます。しかし、子どもの成長期前からのトレーニング( バイオセラピー )でいくらかは修正可能です。

3.よく、咬まない習慣 

食事を良く噛まない習慣は口の周りの筋肉の発達を妨げます。  

4.子どもの頃(5歳くらい)の指しゃぶり 

幼児期のよく2,3歳時の指しゃぶりは正常の発達過程として問題ないと考えられます。

近藤歯科クリニックでの口呼吸対策

① 鼻づまりのあるお子さんは、かかりつけの耳鼻科で診てもらって、改善できるところはしてもらう。
  とじろうくん を使用しトレーニングをする。
あげろうくん
タッチスティック を使用し、トレーニングをする。
⑤ あいうべ体操をする。
⑥ お風呂で、口までお湯につかり、鼻で息をする練習をする。  

口呼吸を改善していくには、その原因をよく調べ、(原因はひとつではなく、いくつか関係していることが多いです)対処していくことです。 この中で、"舌のくせ"、"舌の位置"がたいへん重要になってきますので以下詳しく述べます。

舌のくせ(舌癖)

a.筋のバランスが良くない場合

b.安定したバランスのとれた筋の状態

舌の癖と口腔筋機能療法

これまで“舌のくせ(舌癖)”は口呼吸や、歯の叢生(悪い歯並び)、矯正治療後の後戻りの原因と言われてきました。

しかし、“舌の癖”自体も原因ではなく、結果なのです!

だれも、好きで、舌を出しているわけでは、ありません。
舌を収める場所がないため、やむを得ず、出してしまうのです。
舌を収める場所は、上下のあごの中ですから、あごの成長が良くないため、とくに、上あごの成長が足りないためだと言えます。
そして、上あごの成長が足りないのも原因ではなく結果です。
上あごの成長方向はちょっと専門的になりますが、 脳頭蓋底という頭と顔の境目の骨の角度 によって決められます。
したがって、以下のようになります。

脳頭蓋底の角度⇒上あごの成長方向に影響⇒下あごの成長方向にも影響⇒舌の癖(舌癖)を誘発⇒口呼吸⇒歯の叢生や不正咬合

ごく、軽度の舌の癖、口呼吸は口腔筋機能療法(MFT)でも治ることがありますし、矯正後の後戻りも、MFTをすることにより、だいぶ少なくなります。

しかし、結論として、頭の骨格的なものに原因がある場合、MFTに取り組んでも効果がないのではないか、ということができます。骨格的な遺伝的の要素の強い不正咬合、たとえば、重度の受け口などは、これに相当します。

ただし、矯正治療後、ワイヤー、ブラケット装置などの、固定式の強い力のかかる装置を外した後、そのままの状態で患者さんが日常過ごしていると、後戻りは多かれ少なかれ、起こってきます。

そこで、実際にMFTの本格的なトレーニングをしなくても、“舌を上あごにくっつける”などのMFT的考え方、簡単な舌の位置に対する意識は必要です。

結論として、軽度の口呼吸、不正咬合の場合は口腔筋機能療法(MFT)で効果があり、改善されることがある。
しかし、中等度、重度の場合はMFTだけでは、効果がみられない。
ただし、矯正治療後などはMFTのトレーニングは行わなくても、“MFT的考え方”は必要である。

結局、重要なのは、“口呼吸”、“不正咬合”に対する歯科医師の診断、認識と言えるでしょう。

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