当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
その他 | ご質問・ご相談 お気軽にお電話ください |
立川小児矯正なら近藤歯科クリニック>小児歯科>子どものむし歯治療について
歯科健診で“むし歯になっている”と言われて、お母様方がお子さんを連れて来院されます。
お子さんがちゃんと歯科治療を受けられるか、泣かないで診てもらうことができるか、お母さん方は不安だと思います。
ここで、考えなくてはならないのは、「お子様の気持ち」と「乳歯の特性」です。
幼稚園、保育園前のお子さんは、まだ、家の外、知らない場所に戸惑い、不安を感じます。その場合、何回もその場所に行くことにより、“場の雰囲気”に慣れていくしかありません。
そして、「乳歯の特性」を考えます。
これが、30年近く歯科診療に携わってきた私の経験による結論です。
ですから、乳歯は永久歯と違い、
☆☆やたらに削って詰めものをするよりは、甘いものを止めてもらえれば、唾液の作用によりむし歯の進行が止まるので、それがまず優先事項だと思います。
仮に削っても、乳歯の場合、すぐに神経が出て殺す処置になってしまうか、もしくは神経を生かしても、自然に神経が死んで歯ぐきが腫れてくることが多いのです。
それに、2~4歳のお子さんの場合、最初から歯を削るとなると、ある程度押さえつけるなど、“無理やり”の治療になってしまい、お子さんがトラウマとなり、次からお子さんが歯科に来るのを嫌がるようになってしまいます。
ですから、お母さん方はむし歯の治療をすぐに行わないことを「せっかく忙しい中、連れてきたのに、何度も来るのはたいへんだし、むし歯の進行が心配」と思われるかもしれませんが、かえって、削ったり無理やり進行止めの薬を塗ることにより、(この薬は苦いので)歯科嫌いにお子さんをさせて、かえって後々、手間がかかったりしますので、「すぐに削らないことを」ご理解いただきたいと思います。
では、実際の近藤歯科クリニックの幼児期のお子さんはどう治療しているのでしょうか?
☆☆まず、お母さんに話を聞きます。
どういう状況で誰が甘いものをあげているのか。
そして甘いものを止めればむし歯の進行が止まり、それが治療よりも効果的なことを説明いたします。
次回、甘いものを止めたか確認し、お子さんに治療のための説明をしていき、歯科に慣れてもらっていきます。
そして、ユニットで口を開けられるようになったら、むし歯の深さ、程度に応じて詰め物をするか、進行止めの薬を塗るかします。
ほとんどの場合、これで処置はOKです。
嫌がるお子さんを無理やりに治療することもありませんし、一旦終了すれば、甘いものを止めているので進行もしないので、4~5か月ごとの定期検診で十分効果があります。
大事なのは原因(甘いもの)に対する対応です。
仮に甘いものを止めなければ、どんなに歯を磨いても、どんなに歯を削って治療しても、進行は防げません。
当クリニックの方針は原因(病因)に対する対応です。
★さらに、こちらもご覧ください。
「初めて歯科に来られるお子さんへ」
「初診の方へ」
むし歯は再石灰化作用により、エナメル質が再生します。
むし歯で歯の表面が溶かされても、唾液中のミネラル(カルシウムイオンとリン酸イオン)が補給され、エナメル質を再生させるのです。
ですから、歯は、自然治癒力をもっているのです。
また、表面のエナメル質だけでなく、その中の象牙質も、削らずに歯科用セメントを詰めれば、組織が変化し象牙質が回復し、むし歯の進行は止まります。
子どもの歯の再石灰化を効果的にするには