当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
その他 | ご質問・ご相談 お気軽にお電話ください |
立川小児矯正なら近藤歯科クリニック>小児歯科>むし歯予防と健全な歯並びのために
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当クリニックでは、むし歯になってしまったお子さんの場合、いきなり歯を削りません。
まず、甘いお菓子類をきっぱりと止めてもらいます。
そして、やさしく、出来る範囲で歯みがきをしてもらいます。
実際に、甘いものをきっぱりと止めていただくと、お子さんの歯の表面がツルツルになり、歯ぐきとの境目もきれいになってきます。
ですから、甘いものを止めていれば、診ればすぐにわかります。
これは、唾液の歯を守る作用(⇒くわしくはこちら)、さらに歯にくっつきやすいやわらかいお菓子類のかわりに、ごはんをきちんと咬むことにより口の中の環境が変わってくるためだと考えられます。
そこで、重度のむし歯であれば、すぐに進行止めの薬を塗り、取れにくいセメントでむし歯の穴を埋めてあげます。
子どもの歯の場合、従来ですと、歯の神経を殺したり、部分的に取り除くことが多かったですが、なるべく歯の神経は殺さず、生かしてあげたほうが、その後腫れたり痛んだりすることが少なく、乳歯の持ちもいいのです。
当クリニックでは大人の歯で神経をなるべく殺さないですむ、ドッグズベストセメント(⇒くわしくはこちら)を取り入れていますので、この経過からヒントを得ました。
中等度のむし歯であれば、従来どおり削って詰めますが、なるべく削らず、被せずに処置することにしています。
軽度のむし歯であれば、むし歯の進行が止まっていれば、なるべく削らないようにしています。
子どもの歯科治療は、"子どもの特性=成長発育する"ことを前提にして治療していくことが必要です。
この"成長発育"を前提にすると、下記のようなことは行わないはずです。
たとえば・・・
⇒子どもに、なぜ、むし歯を治すことが必要なのか理解させていない。
さらに、大人への不信感を植え付け、歯科に対してのトラウマを作る。
⇒子どものむし歯の進行は早いので、治療が追い付かない。
さらに、ゴールが見えないので、親子ともに疲弊する。
(歯科医院にとっては治療点数が稼げますが・・・?)
⇒歯の大きさに比べてあごが小さいので、歯が並ばないのに、永久歯を抜けば、さらにあごは小さくなってしまう。
それに、噛み方が足りないので歯が並びにくいのに、噛み方を変えずに歯だけ無理やり、テクニックや装置で動かしても、もとに戻ってしまいます。
今まで、"小児歯科"では治療が優先になって、お子さんの身体と心の成長に対して配慮が足りなかったように思います。
近藤歯科クリニックでは、子どもの身体と心の健やかな発育を目標に、無理のない、大人の都合によらない、やさしい治療を心掛けています。
矯正治療中のお子さんは、みんな当クリニックのそういう穏やかな雰囲気(お子さんは雰囲気に敏感です。大人がピリピリしているとすぐに察知します。)の中で、リラックスしてくれて、よくしゃべってくれます。そしてよく質問してくれます。(「ねえ、お姉さんは結婚しているの?」とか無邪気なもんです。)
最近、幼児歯科健診で聞かれるのが"歯並び"のことです。
従来は、永久歯を抜いて歯並びを整える抜歯矯正のみでしたが、子どもの歯並びは歯を抜かなくてもほとんどの場合、矯正が可能です。
そして、歯を抜く従来の矯正の場合、永久歯を抜くのが前提ですから、「(永久歯が生えそろう)小学校高学年になってから、矯正専門の歯科に相談に行ってください。」と歯科医師に言われることが多かったのです。
しかし、当クリニックでは、永久歯を抜かない矯正治療をしていますから、矯正装置が入れられる小学校低学年から始めています。
ですから、お子さんの成長発育を考えたうえで、成長発育がピークにくる、小学校高学年の前に歯をある程度並べることによって、本来の成長発育以上に発育を期待できるのです。
したがって矯正相談は早め(幼児期後期、4~6歳)で、矯正治療は学童期初め(6~8歳)に開始するのがベストといえます。
この時期は乳歯ですから、乳歯の特性として、永久歯と比較して、歯の神経の痛みが強くないので、触らない限り痛くないです。
お子さんが"痛い"というのは、むし歯が奥歯の歯と歯の間に出来て、その部分の歯質が欠けて、食べ物がそこに挟まって歯ぐきを圧迫し、"痛く"なる状況が考えられます。
あと、夜間痛くなることもありますが、あまり頻度的には多くありません。
幼児期のむし歯は甘いものを与えてしまった大人の責任です。
むし歯になった理由をお子さんに話して、あまり強く叱らずに歯科を早めに受診されるようにしてください。
この時期、乳歯のむし歯はそれほどたいへんではないですが、永久歯のむし歯の場合は出来る限り急いで処置しなくてはいけません。
とくに、奥歯の第一大臼歯はむし歯になりやすく、進行も早く、痛みも出ます。そして、治療時には麻酔が不可欠になります。
麻酔時、注射針を入れるとき、出来るだけ痛くないように、表面麻酔もしますし、細心の注意もしますので、お子さんには不安にならないようにお話ください。
あと、むし歯が痛くても、"痛い"と言うと、甘いもの食べ過ぎだと怒られるので黙って我慢している場合もあるので、注意してください。
小学生は高学年になっても、仕上げみがきは、(お子さんが嫌がっても)むし歯のチェックも兼ねていますので、必要です。
≫ 実際の治療についてはこちら
フッ素はむし歯予防にたいへん効果のある天然のミネラル元素です。
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クインテッセンス出版「NICO」(2011年10月)より転載
☆☆フッ化物でむし歯予防するには?
歯の生える時期には1~2年の個人差がありますが、お子さんの片方の永久歯だけ生え変わり、もう片方の歯が半年以上たっても生え変わらないときは要注意です。
幼児期から、学童期まで、4~5カ月に1回は定期健診を受けましょう。
歯科医院には、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、または、どれかに特化したクリニックなどいろいろ種類があります。
むし歯、歯周病、など、通常の歯科治療をしているところです。一般歯科で小児歯科、矯正歯科も表示している場合、子どもの治療もして、矯正歯科に関しては週1回、矯正専門医が来ている、ようなところが多いです。
小児歯科専門医で、矯正もある程度していることが多いですが、矯正治療にどの程度かかわっているか、矯正治療への考え方はまちまちです。(永久歯を抜く矯正法を支持するか、抜かない矯正法を支持するかなど)小児歯科ですから、大人の治療は一般にしません。
矯正歯科専門医で、現在のところ、固定式装置(ブラケット、ワイヤー装置)を主に使用し、永久歯を抜く考え方のところが多いです。むし歯の治療は、一般にしません。
医科では、身体全体、診る範囲が広いので、それぞれの科が、内科、外科、小児科、整形外科、・・・などと分かれるのは当然です。
しかし、歯科の中で矯正歯科、小児歯科、一般歯科と、別の病院で、考え方も別れてしまうのは、患者さんにとっては不都合だと思います。
歯科の大学病院は、それぞれの科の連携がとれていて、流れが比較的スムーズですが、他科へは、別の日に受診ということもあります。
そこで、同じ歯科医が、矯正、小児、一般をすべて責任をもって診療できたらと考え、現在の近藤歯科クリニックの治療体系が出来上がったのです。
専門的にも、大人の矯正治療をするにしても、一般の歯周病の知識、経験が必要ですし、子どもの矯正治療には、小児歯科の知識、さらには、迅速のむし歯への対応が求められます。
当クリニックでは、一貫した方針のもとに、母と子、一緒の治療が可能で、さらには、お子さんの矯正治療時にむし歯のチェックをしますので、むし歯の治療も後日、早急に行うことができます。(矯正治療とむし歯治療は保険の決まりで同日不可)したがっていくつもの歯科に行く手間も省けます。
同じクリニック内でも、勤務の先生が診るとすると、考え方もある程度違いますし、技術、経験も違いますので、同じ歯科医師が常に診ていくということは、患者さんの安心にも、つながると思います。
さらに、日々研鑽し、患者さんのご期待に応えられるようスタッフともども努力していきたいと思います。
子どもの矯正治療で一番大切なことは、"永久歯を抜かない"ことだと思います。
日本人はこの約50年間で急激に生活習慣、食生活が変化し、それに伴い、あごも小さくなってきました。
小学校へ歯科健診に行っても、歯並びのきれいなお子さんは5%ほどです。
いや、もっと少ないかもしれません。
そのあごが小さくて歯が並びきれないお子さんの、大事な永久歯を抜いてしまったらどうなるでしょうか?
ますます、あごが小さくなってしまいます。
従来の矯正は歯を並べることと、そのテクニックが追求されてきました。
大事なのは、子どもの場合、健全なあごの発育、身体の成長だと思います。
その結果、歯がきれいに並ぶという考えです。
これが小児歯科の立場からの矯正治療だと私は考えます。
"立川、ならびに立川周辺の子どもたちの永久歯を抜かせないようにする"
これが私のライフワークだと思っております。