当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
その他 | ご質問・ご相談 お気軽にお電話ください |
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木曜日、2歳の男の子が来院しました。
椅子に座るの嫌!
「あーん」するの嫌!!
お母さんの膝から動くのも嫌!!!
嫌!嫌!嫌!
この言葉を聞くと思い出すのは、K君についてです・・・・。
K君についてお話ししたいと思います。
K君 2歳4ヵ月 初診 (歯科が初めて)
市の健診で、むし歯があるとのことで来院
診療室に入るなり、ものすごい勢いで泣き・・・・・・・・
おやつは2歳になりたての頃から、飴・グミ・ラムネを食べている。
(お姉さんと一緒になって食べているという。)
やはり・・・兄弟がいる方は、下のお子さんの方がむし歯になるリスクが高いですね・・。
「では、診療・・・・」といきたいところですが、
泣いているK君・・・K君の対応よりも先に必要なことがあります。
それは、<お母さん>へのお話しです!!!
まずは、お母さんに
「どうしてむし歯になってしまったのか」を考えてもらう。
甘いものがむし歯になってしまうことの危険性。
歯科にどのように慣れていくか。
お母さんの協力体制。(家での歯医者さんごっこ・歯医者は怖い、痛いのマイナスな言葉を言わないことなど。)
お子さんにあわせてどのように進めていったら歯科がトラウマにならずに、治療へと進めるのか
お母さんと一緒に考えていくことが大切だと思っています。
お母さんとの信頼関係を作っていくことも治療の一部だと思っています。
お母さんとのお話が終わったら、つぎにお子さんです!
名前を呼んでも、泣。
話かけても、泣。
何をしても泣!!!!!
こんな時は、診療室を出ます。
キッズルームに移動!
泣き止んでも、大泣きでも10分くらいおかあさんと一緒に遊んでもらい様子をみます。
(場所慣れ・人馴れをしてもらうのが大切になってきます。)
泣き止んでお話が出来るのであれば、
<約束>をします。
<約束>は何でもいいんです。
・歯医者さんに遊びに来てね。
・キッズルームで「あーん」見せて
・診療室にはいってみようか。
なにか<約束>をして帰ることが大切なんです。
K君とお母様にこのようなお話をして、
K君のお母さんとは甘いものをやめる<約束>
K君とは、まずは2週間に1回くらいキッズルームに遊びにくる<約束>からはじめました。
最初は、キッズルームで遊んでいるところにあいさつに行っても泣いてしまったり、お母さんに抱き着いて離れなくなってしまったり・・・・。でも徐々にあいさつをしてくれたり、お話しをしたり・・・「あーん」を一緒にしたり・・・何度も何度も<約束>をしました。
ある時・・「診療室に探検をしてみよう!」と誘い出したらすごく嫌がっていたのに一緒に診察室へ・・・
お母さんもびっくり!私もうれしかったな~
診療室に入れるようになってからは、びっくりするぐらいなんでも出来るようになっていきました!
ここまでこれたのは、お母さんの協力があったからこそだと思います。
この経験を通して<会話>コミュニケーションをとるということは大切なんだと改めて感じたお話でした!
2017年11月4日