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当医院名 近藤歯科クリニック
診療
科目
小児歯科・矯正歯科
予防歯科一般歯科・小児矯正
歯周病
義歯・歯科口腔外科
外来環算定歯科)
医院
住所
〒190-0011
東京都立川市高松町
2-25-3
メープル立川1F
TEL・FAX 042-524-0722
総合HP https://kondo-shika-shinbi.com/
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小児歯科でのけがの対処について

小児歯科でのけがの対処について

小児期、幼児期はけがが多いです。
当クリニックでも、保育園、幼稚園、小学校から「子どもが転んでけがをした」とよく、連絡が入ります。

○乳児期(0歳?1歳)

“ちょっと前歯を転んでぶつけた”、とか、“唇を切った”とか、まだ走ったり本格的には活動しませんので、軽傷の場合が多いです。
よくあるのが、上唇小帯の裂傷です。上唇の裏側から出血しているときはこの上唇小帯というヒダが切れています。
この場合、今後の歯並びや口唇の動きに対しては、かえって短い方がいいので、とくに心配はないです。
切れても、縫う必要もありません。

○離乳期(1?2歳)

この時期も、上唇小帯の裂傷が多いですが、“前歯をぶつけた”ケースも見られます。
前歯はぶつけて折れたり、歯ぐきの中にもぐったりしなければ大丈夫。
ぶつけて少し歯がゆるんでも、治ります。
ただし、歯の神経がダメージを受けて死んでしまうこともあります。
その時は、ぶつけて1ヶ月くらいすると、歯の色が黒ずんできますが、
歯の根が感染しなければ心配ありません。
感染した場合は歯の根の部分の歯ぐきが膨らんできます。
あと、歯がぶつけて歯ぐきの中に潜ってしまった場合はぶつけた直後であれば、引っ張って出しますが、時間が経つとむつかしいです。この場合、たとえ乳歯が抜けても、そのすぐ下に大事な永久歯がありますから、永久歯にダメージがかからない方法を選択しなくてはなりません。

○幼児期(3?5歳)

この時期は走ったり活動的ですから、前歯を強くぶつけたり、唇のけがも多くなります。
唇や舌はすぐに出血しますが、出血が止まっていれば縫合することはまずありません。
噛み合わせの歯が転んだ衝撃で、結構深く唇に刺さってしまうこともありますが、ほとんどの場合大丈夫です。
あと、乳歯は永久歯と比較して、ダメ―ジが少なく、一旦グラグラになってもしっかりと回復することもあります。
5歳後半になると、前歯の永久歯との交換期にも入ってきますので、抜けたり、グラグラになったりしますが、ほとんどの場合、抜けても問題はなく、永久歯にも影響はないといえます。

○学童期(6?12歳)

上の前歯の永久歯の生えたての時期、小学校低学年が要注意です。
生えたての永久歯はまだ、歯の根が、完成していません。
しこで、もし、ぶつけて歯が折れて、歯の神経が死んでしまうと、歯の持ちが悪くなります。
また、ぶつけた衝撃で歯が抜けてしまった場合は、歯をの根の部分に歯と骨をつなぐ大切な“歯根膜”という組織がくっついていますから、こすらず、歯根膜を傷つけないように軽く水洗いして、生理食塩水、または、牛乳に漬けて、持ってきてください。
この“歯根膜”が生きていれば、歯は再び歯ぐきの中に入れてもだいぶ長持ちします。
なお、外傷で出血が多い場合、あごの骨が折れているときは直接歯科口腔外科に行かれたほうがいいと思います。
歯科口腔外科では日常的に外科処置ならびに外傷に対応されていますので、安心です。
立川周辺では、国立災害医療センター(リンクさせてください)の口腔外科がおすすめです。

2018年10月9日