当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
その他 | ご質問・ご相談 お気軽にお電話ください |
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?単純性歯肉炎(プラーク由来歯肉炎)
ブラッシング不足によるプラーク(歯垢、磨き残し)が原因となったもの。
永久歯の奥歯が生える時にその周りの歯ぐきが炎症を起こし、増殖することもありますが、(萌出性歯肉炎)歯の萌出が進むにつれて治ります。
増殖した歯ぐきの下をていねいに磨くことがポイントです。
?全身因子関連歯肉炎
・思春期性歯肉炎
小学校高学年から中学校までの二次性徴期に見られます。
したがって、女の子のほうが早くでてきます。
前歯に多く見られ、思春期の性ホルモン分泌が歯肉感受性を強くさせる。
・糖尿病による歯肉炎
糖尿病のお子さんは歯肉炎になりやすい。
その他、白血病、心疾患も歯肉炎になりやすい。
?口呼吸
口呼吸は歯肉が乾燥し、細菌が増殖し、歯肉炎になりやすいです。
歯科健診などで、とくに上の前歯の歯ぐきが腫れているお子さんが多いです。
?歯肉増殖
・薬によるもの
薬物を長期にわたって服用しているとなりやすい。
歯肉が硬く増殖し、乳歯列期は永久歯列期よりも、症状は強くありません。
プラークコントロールと薬物投与の減量(可能な場合)で増殖が重度の場合は歯肉切除を行います。
抗てんかん薬(フェニトイン)
免疫抑制薬(シクロポリン)
降圧薬Ca拮抗薬(ニフェジピン)
・遺伝性歯肉線維症
遺伝的に発現します。歯肉切除後、ブラッシング指導
子どもは歯周炎にはかかりにくいですが、免疫不全などの全身疾患を伴う場合にはかかりやすいです。
1.侵襲性歯周炎
従来の早期発症型歯肉炎(若年性歯周炎、前思春期性歯肉炎)といわれたもので急速な歯周ポケット増大と骨吸収がみられます。
原因としては、遺伝的なもの、細菌、白血球の働きが悪いこと(好中球走化能の低下)、プラーク、咬合性外傷など症状が全体にわたる広範型と一部に限局する限局型の2つのタイプがあります。
限局型では、前歯部と大臼歯部に生じやすい。
2.歯周炎を起こす疾患
・Doun症候群
乳歯列期から歯周病になり、広範囲にわたり組織破壊がすすみ、永久歯列期に移行しやすい。
白血球の機能が弱く、骨吸収を生じやすい。
歯並びも悪く、清掃不良も原因になっています。
・低フォスフォターゼ症
乳歯の早期脱落、歯槽骨の吸収など。
・好中球減少症
好中球減少により、抵抗性が低くなり細菌感染によって急激に歯周病が進行します。先天性の場合は乳歯列期から進行します。
2018年10月9日