当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
その他 | ご質問・ご相談 お気軽にお電話ください |
立川小児矯正なら近藤歯科クリニック>小児歯科>小児歯科のよろこび
○小児の矯正をしていると、予想外のことがときどき起こります。
一般的におとなの歯(永久歯)は乳歯が抜けてその下に生えてきますが、
たまに、原因はわかりませんがずれて隣の歯の上の方に生えてきたりします。4年生のAちゃんはおとなしい素直な女の子ですが、なぜか右上の犬歯が左隣の側切歯の上に乗っかってきてしまいました。これは生えてくる前に歯ぐきを切って歯を正しい方向に誘導しなくてはならない、そうお母さんとAちゃんにお伝えしました。
Aちゃんは歯ぐきを切る処置も頑張ってくれて、さらに歯ぐきから出した犬歯に着けたひっぱるためのゴムをつけるための金具に、自分でゴムをひっかけてひっぱってくれました。
実は、切った犬歯の周りの歯ぐきは痛々しくて、お母さんも思わず目をつぶって顔をしかめてしまうくらいの傷で、ご本人も相当痛かったと思います。ところがAちゃんは痛いとか辛いとか泣き言を言わずにもくもくとゴムをつけて取り組んでくれました。
本当にエライ! Aちゃんすごいなあ! 頑張ってくれてありがとう!
2か月後、犬歯は生えてきて、もう、ゴムをつけなくてよくなりました。
さあ、今度はワイヤー、ブラケットをつけてさらにちゃんときれいに並べるから、Aちゃん、もう少しの辛抱だよ!
○現在の近藤歯科クリニックの小児歯科スタイルが作られたのは多くの子どもの患者さんのおかげです。
10年前3歳のBちゃんは幼児の重症のむし歯で来院されました。
その時、私は“小児のむし歯は、すぐ、治療しなくてはならない”という歯科医師的常識があり、泣いて嫌がるBちゃんを押さえつけて治療しました。その後ずーっと通ってくれましたが“押さえつけての治療をしてしまった”という後悔というか、“もう少し時間をかけて負担のないようにできなかったのか”という自責の念はありました。
あるとき、矯正治療で通ってきているBちゃんに、「むかし、小さいころ、押さえつけてむし歯の治療をされたの憶えてる?」と聞いたら、即座にBちゃんは明るい声で「おぼえてる~」と答えました。
今、矯正治療、むし歯治療(Bちゃんはむし歯になりやすい体質、エナメル質が弱い)になんとしても、歯が長持ちするように、良い歯並びに、そして新たなむし歯をつくらせないように!という強い想いで取り組んでいます。しかし、子どもの心の中に「無理やり治療された」という負の記憶を残してしまっていて(そして私自身の負の記憶にもなっていますが)、今の近藤歯科クリニックでの子どもの心を大切にする歯科治療の土台づくりに貢献してくれた、そして今も通ってくれているという感謝の気持ちもそれ以上にあるのです。
Bちゃんは早産で生まれたため、エナメル質が弱い体質なんだね、今ならわかります。
患者さんとともにスタッフともども進化していく立川の近藤歯科クリニック。
Bちゃんのためにも、他の当クリニックに通ってくれているお子さんたちのためにも、先生も頑張ります!