“子どもの歯並び”って遺伝?
矯正歯科コラム
2018年10月9日
“子どもの歯並び”って遺伝?
子どもの歯並びは環境的なもの先天的(遺伝的)なものがあります。
歯並びは環境的なもの先天的(遺伝的)なものがあります。
遺伝的のものが多く出てくるのは、第2次成長(9~15歳)以降です。
ですから、それまでは環境的なことによる影響が大きいです。
たとえば
「食べ方」「食べ物の好み」「食べる時の姿勢」「舌の機能」「寝相」
などです。
子どもの、幼児期の“受け口”の問題について考えてみます。
ご両親のどちらかが、受け口、又は、受け口的傾向が強い場合、お子さんが受け口になっている場合があります。
これは、幼児期(2~4歳)には、まだ、噛み合わせが不安定なことと、ご両親の“噛み方”、“あごの動かし方”を真似て下あごを出してしまうことが考えられます。
反対咬合(受け口)の場合の噛みかた、あごの動かし方は独特なので、それを無意識のうちにお子さんが真似てしまうのです。
ですから、いずれ、第2次成長で遺伝的なものが出るかは別として、この幼児期の受け口は遺伝的なものではなく、環境的なものと言えるでしょう。
近藤歯科クリニックの矯正治療である小児矯正では、遺伝的傾向が強くでる前に、環境的なものを良い方向に持っていき、健全な成長発育を促し、少しでも、遺伝的な負の影響を少なくしていこうとする考え方で行っています。