インビザラインと床矯正
床矯正と比較してインビザラインは、見た目が目立たなく、装着していても違和感は少なく、しゃべりやすいので仕事や授業中も全く心配なくつけられます。さらに、歯の動かし方も床矯正では一つの方向にしか動かせないのに対し、インビザラインでは豊富なデータで裏付けされたソフトで計算して三次元的に多数の歯を同時に動かせるので、治療期間も短くなっています。
一方で、インビザラインが床矯正より劣っているところは、費用と1日の装着時間です。1日の矯正装置の装着時間は床矯正が14時間以上ですが、インビザラインの場合は22時間、これは食事と歯みがき時以外はほぼ装着しているということになります。
費用は、床矯正がおおよそ35~45万円のところ、インビザラインでは保定装置を入れて約74万となっています。
したがって当クリニックでは、床矯正の可能なお子さんの場合(成人の軽度な叢生も)は、まず治療費用が少ない床矯正をお勧めしています。
お子さんの難しいケース、成人の中等度以上のケースは床矯正が適応外になるので、インビザラインをお勧めします。