矯正治療をされた方
矯正歯科コラム
2023年4月21日
もくじ
矯正治療をされた方
矯正治療をされた方、矯正治療終了時にはきれいに並んでいた歯がしばらく時間が経つとまた、重なりが目立ってきて歯並びが悪くなってしまった、という経験はありませんか?
矯正後、歯並びがまた乱れてくることを“矯正後の後戻り現象”と言います。
原因は以下考えられます。
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- ①矯正時、歯を動かすことだけを重視し、口周りの機能を変えていくことをしなかった。
- ②普段、口呼吸をしている。または、よく口を開いている。
- ③鼻づまりがある。(花粉症などの季節的、または慢性的)
- ④しゃべるとき舌が出る
- ⑤姿勢が悪い
- ⑥あまり歩かない(過度の運動もマイナスですが)
- ⑦体調の変動が大きい。
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これらは、一見、歯並びとは関係ないように思われますが、実は密接な関係があるのです。
歯並び、噛み合わせは、噛み方、飲み込み方などの口周りの機能、生活習慣、体質などの結果、その人に合った形態に作られていくのです。
そして、年齢、体質とともに変化もします。
ですから、体の中で、“歯並び”だけ変えよう、と思っても難しいのです。
では、後戻りが起こりにくいようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
以下、立川の近藤歯科クリニックでは以下、矯正治療の患者さんにお話ししています。
矯正治療後の後戻りを少なくするには
- 1. 口呼吸から鼻呼吸へ変えていく(鼻づまりの人は耳鼻科の受診を勧める)
- 2. 舌を口蓋につけるトレーニング(ポッピングなど)
- 3. 姿勢を悪くしないように(椅子の座り方、眠るときなど)
- 4. 噛み方の改善
- 5. 適度に歩くこと
- 6. 生活習慣の改善
以上が主なことですが、その人によってそれぞれ課題があります
まとめ
矯正治療は、歯を動かすことも必要ですが、それと同時に、口周りの機能回復、正しい舌の動き、適正な噛み方(咀嚼運動)、正しい姿勢の維持、生活習慣の改善が大事です。
立川の近藤歯科クリニックでは、矯正治療開始時期から、それらを治療時に毎回、患者さんにご説明しています。