歯科衛生士セミナー MPS ベーシックコースⅡ
11月19日に歯科衛生士の小川と坂本がセミナーに参加しました。
前回10月に参加したセミナーの続きです。
〇健康指向インデックス
お口の健康状態の目安として以下のように示されます。
0 -1 -2 -3 -4 -5 -6 -7 -8 -9
検査 ブラッシング SC 矯正 組織処置 充填 根管処置 抜歯 ブリッジ 義歯
健康度 0~1 健康増進&コントロール
-2~-4 機能の維持
-5~-6 機能の修復
-7 機能の喪失
-8~-9 機能の回復
〇健康状態記録
視診・触診
口腔内写真
スタディモデル
歯周組織検査
BW X-Ray
全顎 X-Ray
〇口腔セルフケアの情報
健康状態の報告
食事指導
歯肉の健康関連
エナメル質の健康関連
象牙質の健康関連
歯周病の関連指導
矯正関連ケア(筋機能訓練、舌習癖)
〇術者による歯の表面の維持・修復
ステイン除去
スケーリング
デブライドメント
歯牙漂白
フッ素塗布
シーラント
知覚過敏処置
〇口腔セルフケアについて
歯ブラシでは歯の表面と歯周ポケット内の一部まで。フロスは歯の隣接面とコンタクトポイント、ポケット内
歯間ブラシは隣接面のみ。
歯ブラシのみで磨いていると、コンタクトポイントと隣接面を磨き残していることになります。
TBI(ブラッシング指導)では歯ブラシのみでなくフロスまで指導する必要があります。
歯の面は4面あり、ブラッシングは頬舌的に磨けないが、フロスでは磨くことができます。
〇PMTC
メインテナンスで何度もPMTCを行うと、患者さんは「行けばやってもらえる」になってしまい、自分でのセルフケアのモチべーションが低下し、セルフケア能力が低下する。
〇シーラント
シーラントをしてもカリエスにならないわけではないが、親御さんは「シーラントをしたから大丈夫」と思われてしまいがちになることがあります。
シーラントをする前に溝に入り込んだカリエスは取り除けないので上からシーラントをしてしまうと、中でカリエスが進行する場合もある。
シーラントの時は親御さんにきちんと説明する。
〇TBI
多く勧めているのがバス法だが、歯茎に45度は歯肉縁下には入りにくい。
15度で当てると入りやすい。
歯周ポケットの幅は1ミリもないので、毛先は2,3本くらいしか入らない。
ヘッドはストレートのものが密着する。
船型、楕円形だと両サイドが浮いてしまう。
ストロークは「10ミリまで」の幅で動かすとお伝えするとわかりやすい。
微振動や小刻みはわかりにくい。
TBIを行う場所は、ユニットで横からではなく、面と向かって話せるコンサルティングルームなどで、お話をしてから治療を進めると理解してもらえる。