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矯正治療と生体の反応

矯正歯科治療について
2018年10月9日

矯正治療と生体の反応

矯正治療は歯に力をかけて動かす治療です。
歯の動く様子を医学的に考えてみました。(歯科矯正学 歯科国試パーフェクトマスター 医歯薬出版から一部引用)

1.歯根膜の変化

歯の周りには歯を骨とつないで歯を支えている歯根膜という組織があります。
矯正力を歯に作用させると、歯周囲の歯槽骨で骨リモデリングが生じ、歯は力の作用方向へ移動する。このとき、歯根膜には圧迫側と牽引側という2つの領域が形成される。

  • ○圧迫側
  • 力の作用方向の歯根膜は圧迫され、その周辺の歯槽骨は吸収される。
     強い矯正力では、歯根膜に貧血帯が生じ、硝子様変性が起こります。
     骨を溶かす歯骨細胞は、硝子様変性した組織の周囲から骨を吸収します。
     これを穿下生骨吸収といいます。さらに進行すると、変性組織も吸収され、また、歯根膜繊維が再形成され、歯が移動していきます。
     一方、弱い矯正力では、歯根膜繊維が弱く圧迫され、軽度の血流障害が起こり、充血帯を作ります。
     そして、血管壁の透過性がよくなり、多数の破骨細胞が出現し、歯槽骨を溶かしていきます。これは直接性吸収といい、最終的には、歯根膜繊維が再形成されます。

  • ○牽引側
  • 牽引側の歯根膜は牽引され、その周囲の歯槽骨は形成されます。
    牽引された歯根膜は伸びて、歯根膜腔では血流が亢進し、繊維芽細胞、骨芽細胞、セメント芽細胞の増殖、代謝活性が促進され、骨形成、セメント質形成などが行われる。

2.歯槽骨全体の変化

歯槽骨外面でも、歯の移動に伴って、骨吸収と骨添加が生じます。

3.歯髄の変化

歯の移動により、一過性の軽度の歯髄反応を引き起こすことがありますが、最終的な影響はそれほどありません。

4.歯肉の変化

歯の移動によって、歯肉繊維は一過性の牽引あるいは弛緩状態となりますが、最終的な影響はほとんどありません。

5.歯根吸収

矯正歯科治療(ワイヤー矯正)により、歯根表層あるいは根尖(根の先端)に限局したわずかな歯根吸収が認められることがあります。

当クリニックの小児矯正では、床装置で拡大も少しずつ行い、歯に無理な力がかからないように細心の注意をしております。
従来の抜歯矯正で、患者さんのご希望などで、「出来るだけ短期間に
矯正治療を終わらせたい」ということで、強い矯正力のかけられる固定式装置(ワイヤー、ブラケット装置)により、強い力を加えてしまうと、歯の根の吸収(溶ける)するリスクが高まります。
当クリニックの床矯正装置では、歯を傾斜させて動かしていきますので、歯に無理な力がかかりません。
取り外しの床装置の後に固定式のワイヤーブラケット装置を当クリニックで使用することもありますが、あらかじめ、床装置で歯がすでに動きやすいように歯根膜が拡大されていますので、歯にも無理な力をかけて動かす必要もなく、安心、安全に矯正治療を行うことができます。

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