近藤歯科クリニックの小児矯正ってどんな矯正?
もくじ
小児矯正とは?
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抜歯をしない治療を大前提としています。
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痛みもほとんどありません。
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取り外しが可能です。
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費用も安くて済みます。
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舌のトレーニングをします。
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よく噛むトレーニングもします。
歯を抜かれたくない、矯正治療の費用が気になる。お子さんの歯並びに不安がある方には小児矯正(床矯正=しょうきょうせい)をお勧めしています。
小児矯正(床矯正)とは?
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抜歯をしない治療を大前提としています。
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金銭的負担を出来るだけ少なくしたいと考えています。
☆平均30万円でお支払いも一括ではなく、分割方式です。
上あごだけという片方だけの治療も場合によっては可能で10万円以下の場合も -
矯正装置は取り外し可能のものを使用し、患者さんの生活環境に合わせて設定できます。
☆学校、スポーツ時、仕事時に装置を外すことも出来ます。
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見掛け上の歯並びを良くするだけでなく、よく噛むなどの身体にも良い習慣を身に着けていくことが目標です。
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早期の治療開始が大切ですが、成人も目的がはっきりとしていれば、治療可能です。
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従来の抜歯矯正などのワイヤー装置(固定式装置)と比較して痛みが少ないです。
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早くきれいに歯を並ばせるためには、“よく噛む”ことです。食事を“よく噛む”こととチューブ噛みのトレーニングをしてもらいます。
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きれいな歯並びを維持させるためには、“舌のトレーニング”も必要です。舌の機能を高めるためにトレーニングをしてもらいます。
【このように当クリニックの小児矯正は、矯正装置だけに頼らない、機能トレーニングを重視した新しい矯正治療です。】
歯を抜かない矯正治療
今まで、“矯正治療”では、「歯があごの大きさに比べて大きくて並びきれないので、歯を抜いて歯並びを良くする」…と言われて、健康な永久歯を抜かれていました。
しかし、実際は、歯を抜かなくても歯がきれいに並ぶのです!!
とくに、成長期のお子さんは、床矯正装置の歯を動かす力とお子さん自身の噛む力によって、バランスのとれた、健全なあごの発育も期待できるのです。したがって、成長期のお子さんに、より効果がある矯正法といえます。
矯正装置は、食事時や、歯をみがく時、運動時などは外せます。矯正装置には、ネジがついていて、これを3日に1回、また2日に1回程度巻いて歯を動かしていきます。
治療費は基本的に使った装置の数で決められ、ひとつの装置は31000円?62000円です。そして、ほとんどの場合、片方のあごでは2?3個の装置で済みますので、矯正初診料(28000円)を入れても15万円弱、上下のあごを矯正したとしても30万円以下になります。
治療費のお支払も、一括ではなく、装置が入るごとになりますので、比較的、患者さんのご負担も軽くなります。
お子さんのあごは最近とくに、食生活、ならびに生活環境の変化で小さくなっていく(成長発育が少なくなっていく)傾向にありますので、今後さらに、普及していく治療法といえます。
大人の場合は、床矯正治療により、あご自体を大きくすることは難しいですが、歯を動かすことは全く子供と変わらずにできますので、診断のもとに、目的をもって行えば、大変有効な治療法といえます。
床矯正治療で治すのが困難な場合もありますが、これは、噛み合わせ的な、体の骨格的問題も含んでいる状況なので、従来の矯正法でも治すのは困難であるといえます(歯並びは、その人の体の状態のよってつくられる、歯並びだけの問題として考えにくいということです)。
抜歯矯正のデメリット
一般的に歯が並びきれないのは、あごが小さいからです
その“小さいあご”にもかかわらず、歯を抜いてしまったらどうなるでしょうか?
そして、歯を抜く時には、左右両方(さらには上下4本)の歯をそれぞれ抜きますから、成長期の子供の歯を抜くということは、あごの成長を抑えてしまうことなのです。
さらに、上あごの骨は鼻の骨とつながっているので、上あごの成長が良くなければ、鼻づまりも起きやすくなります。
あごの成長が少ないと顔のバランスも崩れます
大人になり、年を取ると、口元の筋肉が少なくなり、噛み合わせも深くなる傾向にありますが、上下左右合わせて4本もの歯が無くなってしまうと、さらに、口元が小さく縮んでしまいます。口元に張りがなくなり、しわができやすくなります。
歯の周りには、“歯槽骨”というあごの骨の一部分が歯を支えていますが、歯が無くなれば、この“歯槽骨”も無くなってしまいます
大人になると、一般的に体の骨、とくにあごの骨は少しずつ少なくなっていきますが、矯正による抜歯は、さらに、あごの骨を減らしていく大きな原因のひとつです。
皆さんも、歯科治療の時、特定の歯が噛めなくなったご経験があると思います。そのとき、口の中の1本の歯が無くなるだけで、たいへんな不自由さを感じられませんでしたか?
これが、一番噛みやすい場所である小臼歯が4本も無くなってしまったら…。
歯並びには原因があります
あごの成長度、その人の噛み方、食べ物の好み、舌の位置、気道の状態、日常の習慣(くせ)、寝相、遺伝…など多くの原因があります。
それらを考慮せずに、ただ、矯正装置により、無理やり歯を動かしても、元に戻るのは仕方のないことです。
物事の結果を変えていくためには、その原因を突き止めて、対処していくのが基本です。
したがって、歯を抜かなくても、歯並びの原因を突き止めて、それに対処できれば、歯は並ぶのです。
その歯並びの原因への対処で最も効果的なのは、口の周りの筋の機能トレーニングです。
従来の矯正歯科、小児歯科ではあまりやっていませんでしたが、床矯正では、バイオセラピーとして矯正治療の中に取り入れられています。
小児矯正の費用について
費用については従来の矯正治療では“技術料”として多額の治療費がかかっていましたが、床矯正治療では“矯正装置料”として、わかりやすくし、費用もより多くの方が受けられるよう身近な額に設定しています。
ここで、大事なのは、“歯をきちんと並べること”だけが目的ではなく、“歯をきれいに並べることにより、よく噛める”、“健全な成長発育をして、より健康になる”、さらに“歯を抜かれたり、装置によって痛い思いをしてマイナス体験をしない”ということが大切ではないでしょうか?
目指すところは、“歯を動かすテクニック”(もちろん技術が基本ですが)よりも、患者さんの幸福です。
詳細は小児矯正治療の費用をご覧ください。
小児矯正治療の実際の流れ
まず、患者さんの気になっているところを伺います。
矯正初診料2万5千円(相談のみの場合は相談料3千円)です。
模型を作るための型を取ります。
デジタルレントゲンを撮ります。
模型、レントゲン、噛み合わせなどから治療計画を立てます。
この段階でおおよその治療費をご提案いたします。 治療内容、費用ともに患者様にご納得いただけましたら、技工所に装置製作を依頼します。
チューブ噛みなど、矯正装置による矯正以外に自宅でできるトレーニング法を提案します。
仕上がった矯正装置を装着します。
矯正治療費はこのときにお支払いいただきます。ただし、その時装着する装置代だけです
(例:側方拡大装置では、6万円、上下では12万円です)。
定期的(大体1?2ヵ月ごと)にチェックします。
チェックは1回2千円の調整料をいただきます(ワイヤー装着時の3?4ヵ月に1回の交換時は8千円)。